日本人の4~5人にひとりはアレルギー性鼻炎ともいわれています。もはや珍しくない病気となりましたが、同じアレルギー性鼻炎対策を行って効果の有る人もいれば、全く効果がない方もおられます。なぜこのようなことが起こるかというと、アレルギー性鼻炎はその名の通りアレルギーの一種であり、症状は同じでも重症度、生活環境、体調(身体だけでなく精神面も)といった要素が、患者さまにより異なるためです。病気というよりは「体質的な疾患」と言えます。
アレルギー性鼻炎の一つである花粉症はスギ花粉症が有名ですが、それ以外にも原因となる植物は多く、スギなどの大きな“木”を避けられていた方の花粉症の原因が、実は庭の小さな“草”の花粉だったというようなことは、よくある例です。
またスギ花粉症は風邪のシーズンと重なり、それにより症状の重症化をきたす事も少なくありません。
アレルギー性鼻炎は自然治癒することが少ないため、上手につきあっていく必要があります。当院では、花粉症のつらい症状を抑制するとともに、お一人ごとに異なるアレルゲンの特定に力を入れることで、よりお身体に負担の少ない治療と、症状を起こす前に予防を行える、生活上のアドバイスのご提供に努めています。
当院では、薬物療法・免疫療法(減感作療法)などの治療を行っています。
また、アレルゲン(抗原)を特定するための検査も行っています。
自然をふんだんに取り入れた落ち着きのある待合室や障害者・高齢者にもやさしいバリアフリートイレなどの当院の施設・医療設備について詳しくご紹介いたします。